FC2ブログ

茶専用肥料「一茶」と秋肥

issa1.jpg

 「秋肥」と呼ばれる8月下旬にまく肥料として、農協が販売している「一茶(いっさ)」という配合肥料があります。けっこう高いのですが、LPコートという被覆材にくるまれた肥料が入っていて、これが高価の原因です。ゆっくりと被覆材が溶け、じわじわと肥料成分がしみ出すため、長期間に渡って肥料効果が持続するというものです。化学肥料は溶けやすく速効性があるのですが、その代わり植物に吸われずに流出する分も大きいので、適量をこまめに施肥する必要がありますが、それをこれは一度にすませてしまいたい、という要望から生まれたものです。また、流出量が多いと河川や地下水の汚染にもつながりますので、それも防ぎます。
 一茶にはこのほかに、魚粉や油かすなどの有機肥料も多く含まれ、そのために反当(1反当たり=10アール当たり)の施肥量も多くなっています。匂いもけっこう強烈です。
issa2.jpg

 さて秋肥の効果ですが、チャノキは秋から冬にかけて成長が止まったかに見えますが、実はこの時期、地下でせっせと根を伸ばしています。また、春に向けての栄養を蓄える時期でもあります。そのため、根の成長に必要な養分や幹に蓄えるのに有効な養分をバランスよく配合したのが「一茶」です。

 香ル茶の茶園では、一茶を反当100キロ計算で施肥しています。1袋15キロで2,200円ぐらいしますので、面積が広いとかなりの金額になります。原油高のときは1袋3,000円近くまで値上がりして、農家泣かせでした。

【香ル茶】茶畑作業日誌

高知県仁淀川町で「香ル茶」という紅茶を製造販売中!作業のあれこれや加工の話など茶全般を書いていきます。

プロフィール

くりけい

Author:くりけい
(なんちゃって)茶農家のくりけいです。コメントはホームぺージの掲示板へお願いします。トラックバックは受け付けておりません。ご了承ください。【香ル茶の注文はリンクの「ビバ!沢渡」からお願いします。】

リンク
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カレンダー
08 | 2019/09 | 10
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
FC2カウンター
このページのトップへ