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すそ刈り機

susogariki

すそ刈りにはこの「すそ刈り機」を使っています。これをタイヤを下に立てて使います。写真の撮り方が悪かったのですが、エンジン部に持ち手が2つついていて、両手で持つようになっています。いくつかタイプがありますが、これは一人用剪枝機にタイヤを取り付けたものです。剪枝機として使用する場合、本来横にして使います。タイヤを付けずにそのまま剪枝機を横に持ってする方もいますが、私は体力的に無理です(^^;)他にすそ刈り専用機として自走式もあります。タイヤにも動力があり、自走します。が、その分エンジンも大きくなり、かなり重いので、勝手な方向に走り出すと修正に体力を使うため、個人的には今使っているタイプが扱いやすいです。

家にすそ刈り機はなく、よそから借りてきました。義母は電気を動力とする一人用剪枝機でやっていたようです。エンジンがないので軽いのですが、電気なのでコードがあり、それがちょっと面倒です。また、馬力がないので時間がかかります。丁寧に作業できますけどね。

すそ刈りの目的ですが、定期的にやらないと列と列の間にチャノキの枝が伸びてきて埋まってしまいます。作業上邪魔になりますし、ひどくなると人間も入れなくなるので刈り込みます。私は夏の雑草対策のため、二番茶前にやったあとはこの時期までやらないことにしています。少しでも日が遮られれば、草も減りますからね。というわけで、私の場合、すそ刈りは基本的に年に2回です。

1回目:二番茶を摘む前(5月後半)
2回目:秋整枝の前(9月後半~10月前半)

秋整枝

秋整枝はその年の最後の作業になります。

気温が下がり、チャの芽の伸びが止まった頃(10月)を見計らって行います。簡単に言うと、摘採面を平らにそろえる作業です。これをしておくと、春には平らになった面からそろって上に新芽が伸び、その面に沿って摘採機を動かすと、新芽だけが摘み取れるというわけです。

剪枝機は二人用を使います。

教科書通りにやるとすると、刃が摘採機と同じ方についている機械でまず行い、そのあと摘採機(茶摘みの機械)とは刃が逆についている剪枝機で再度飛び出ている部分だけを刈りそろえます。こうすると、片方向だけでは寝てしまった葉や刈り残したものもきれいに刈りそろえることができます。ちなみにこの場合、必ず茶摘み前には摘採機と同じ方向で仕上げをする必要があります。摘採機の方向に逆らう葉を作らないためです。

早い時期に行うと、春も早くに芽が出ます。なるべく早い時期に出荷した方が価格がよいので、早めにやった方がもうかります。が、早すぎて気温が高いとまた秋のうちに芽が出てしまったり、春先に早く出過ぎて霜に焼かれてしまうというリスクも大きくなります。この見定めが農家の腕の見せ所、でしょうか。が、実際には兼業農家が多いので休みの都合などもあり、そこまでできないことが多いですし、専業となると畑が広大なので、期間が長くかかり、早いところと遅いところができます。ですが、畑が広い場合、茶摘みも日数がかかるので、芽の出に時間差がないと追いつかなくなりますから、ある意味それが正解です。

この秋整枝が終わると、あとは2月下旬の春肥まで、完全農閑期となります。

茶専用肥料「一茶」と秋肥

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 「秋肥」と呼ばれる8月下旬にまく肥料として、農協が販売している「一茶(いっさ)」という配合肥料があります。けっこう高いのですが、LPコートという被覆材にくるまれた肥料が入っていて、これが高価の原因です。ゆっくりと被覆材が溶け、じわじわと肥料成分がしみ出すため、長期間に渡って肥料効果が持続するというものです。化学肥料は溶けやすく速効性があるのですが、その代わり植物に吸われずに流出する分も大きいので、適量をこまめに施肥する必要がありますが、それをこれは一度にすませてしまいたい、という要望から生まれたものです。また、流出量が多いと河川や地下水の汚染にもつながりますので、それも防ぎます。
 一茶にはこのほかに、魚粉や油かすなどの有機肥料も多く含まれ、そのために反当(1反当たり=10アール当たり)の施肥量も多くなっています。匂いもけっこう強烈です。
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 さて秋肥の効果ですが、チャノキは秋から冬にかけて成長が止まったかに見えますが、実はこの時期、地下でせっせと根を伸ばしています。また、春に向けての栄養を蓄える時期でもあります。そのため、根の成長に必要な養分や幹に蓄えるのに有効な養分をバランスよく配合したのが「一茶」です。

 香ル茶の茶園では、一茶を反当100キロ計算で施肥しています。1袋15キロで2,200円ぐらいしますので、面積が広いとかなりの金額になります。原油高のときは1袋3,000円近くまで値上がりして、農家泣かせでした。

【香ル茶】茶畑作業日誌

高知県仁淀川町で「香ル茶」という紅茶を製造販売中!作業のあれこれや加工の話など茶全般を書いていきます。

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