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今年のお茶

今年の茶は加工のめどが立たないので、農協へ生葉出荷します。ですが、製茶技術の維持及び向上のために、茶業試験場での研修は今年もお願いしています。

平日は当然仕事なので、基本的にはGW中ということになります。雨になった場合は茶摘みは延期です。

4月29日・30日
私は休みなのですが、だんなさんが仕事のため、摘めず。というわけで、茶試に研修に行きます。が、茶摘み前に枯れ葉や下から伸びてきたツルを取り除いたりしなければいけないので、その辺との兼ね合いも見つつ。

5月1~5日
茶摘みです。できれば今年は2日以内で摘みたい。加工がない分、丁寧に摘まなければ。残りの日で茶試の茶摘みがあれば研修に行きます。

で、本当は農協出荷後に刈り番(親子・遅れ芽)を摘んで受揉みに出し、ほうじ茶加工をしたいところなんですが、できるかなぁ。二番茶に向けての刈りそろえもしなければいけないし!どうかというと相方をしてもらわなければいけないだんなさんのやる気次第なのですが(笑)、無理を前提に、でもこっそりできそうならやれるように準備しておきたいと思います。

んでもって茶摘みのときは家事まで手が回るのかどうなのか(笑)。回らないほどやるなって言われて終わりそうだ(TT)年に一度の楽しみなんだけどなぁ、私にとっては。

新生 香ル茶

朝からいいお天気でした。この日はタケムラデザインアンドプランニングのタケムラさんに仁淀まで来てもらって打ち合わせをしました。実は2月中に1回予定していたのですが、タケムラさんがインフルエンザになって(笑)延期になっていました。

で、何の打ち合わせかというと、新しい茶袋デザインの打ち合わせ。と言っても私のじゃなくて、きちゃきちゃくんのです。もうこの春から煎茶を売りますからね(^^)で、紅茶は私ときちゃきちゃくんの共同ブランドで行く予定にしていて、新生「香ル茶」が誕生の予定です。せっかく新生なので、デザインも新調しようかと思っています。ついでに「おいしいお茶の入れ方」なども掲載したチラシ?リーフレット?なんかもおそろいでお願いしたいなぁと思っています。

タケムラさんが帰った後、きちゃきちゃくんの依頼で、沢渡の道の端っこで「おいしいお茶のいれ方」動画撮影しました。もうすぐ完成予定の沢渡茶生産組合のホームページに載る予定です!沢渡の人たちが行ったり来たりするもんで、その度に「何しゆうんか」と聞かれ、あーだこーだと説明するハメになり、けっこう賑やかでした(笑)。みんながきちゃきちゃくんを応援してくれているのを実感した撮影会(?)でした。

IMG_0193.jpg
(きちゃきちゃくんに案内してもらって沢渡の茶畑を見て回るタケムラさん)

無農薬と無化学肥料栽培

新規就農=有機栽培というイメージが強いらしく、よくそこを問われます。が、個人的にはあえてそこにこだわってはいません。今日はその思うところをひとつ。

茶という作物は、他の植物同様タンニンなどと呼ばれるいわゆる「えぐみ」「苦味・渋味」を当然持っています。それは植物が少しでも動物に食べられるのを避けようとしてつくり出すもので、人間も嫌いますよね。無農薬で栽培した場合、茶も食害を受けると被害を減らそうとこの「えぐみ」や「苦味・渋味」をたくさんつくるようになります。なので、見た目が悪くなったり、収量が減ったりする上、味も落ちてしまいます。ということで、おいしい茶をつくるなら欠かせないと思っています。

が、現実には病虫害のまだ発生しにくい気温の低い春先に一番茶を収穫するため、あまり被害が出ないことや、夏場の農薬散布作業が非常にきついこと(暑いため)、農薬代がかかることなどから、香ル茶園を含む多くの茶園で無農薬、または減農薬となっています。二番茶を緑茶加工していた時代は必須でしたが、一番茶しか摘採しなくなった今は必要なくなったということです。が、夏場に病虫害にやられてチャノキの体力が落ちるため、結果的に一番茶の収量も落ちます。

ちなみに二番茶を紅茶に加工する場合には、むしろその「えぐみ」等の成分の一部が発酵過程で香り成分に変化することもあって、虫害(特にウンカ<チャノミドリヒメヨコバイ>)を受けた方がよりよいものができると言われています。が、経験上言いますと、ほんとに収量がガタ落ちです(^^;)


次に化学肥料についてですが、茶は成長に必要な分以上にチッ素成分を吸収すると、新芽内でアミノ酸(旨み成分)として蓄えます。よって、もちろん限界はありますが、チッ素を与えれば与えるほどおいしくなる、というわけです。これを化学肥料に頼らず、有機肥料でまかなおうとすると、ものすごい量の有機肥料を入れる必要があります。

人によっては味の素が入ってるみたいとアミノ酸の多い茶を敬遠する人もいますので、その辺は好みですが、肥料の量によって味が変わるというのは、私も実際、自分の茶で経験済みです。で、自分でも飲むので、やっぱりおいしいお茶が飲みたいという気持ちがあって、適正と言われる範囲で化学肥料を使用しています。


以上がその理由ですが、もうひとつ、影に隠れて見えない現実もあります。

それは、仁淀川町という地域が抱える問題です。まず、農家(というか住民)がとても高齢化しています。その中で出てくるのは「草も手で引いたらえいとは思うけんど、もう体力がなくてねぇ」と、それでも十分重い除草剤の液体をタンクに入れて背負って、道ばたの雑草に薬をかけながら山道をゆくおばあちゃん。人も通る、草ボウボウにするわけにもいかない、その一心で除草剤をまく彼女に誰が文句を言えるでしょう。

山の斜面につくられた茶畑。横まで車で行ければいいけど、うちと同じく山道を登らなければ行けないところの方が多いのが現実です。同じく高齢化の中、どうやったら十分な有機肥料を畑へ入れることができるでしょうか。私でも化学肥料でさえキツイと思うのに。

そうした様々な要因で、私は特に無農薬、無化学肥料にはこだわっていません。それよりもまず、茶畑を守っていくこと、今まで仁淀川町の人たちが培ってきたおいしいお茶をつくる技術を受け継ぐこと。その2点を優先したいと思います。

その上で、除草剤は極力使わない、農薬は時期や種類などを見極めて効果的な利用で回数を減らす、化学肥料は適量をこまめに施肥し流出量を減らすなど、少しでも環境に負荷をかけないお茶づくりを心がけていきたいです。

これから茶畑でやりたいこと

今年から来年にかけてやりたい、畑の改善。
忘れないようにメモを残しておきます。

■コヤスバ(上)
細いところは1列減らすなど、列の幅をなるべくそろえる。
足を滑らせそうなところに丸太などを置く。
上の草場の草刈り。
横の放棄茶園の整理。

■コヤスバ(下)
一番上の列を切り払って、下の列の幅を広くし、列幅をそろえる。
下斜面のクズ退治。根絶まではいかなくても少しは減らしたい。

■ノクボ
周囲のスギ林間伐による日照条件の改善。スギ林にとってもその方がいい。

■全体的に
枝の伸びが根本から斜面の上方向に極端に偏っているので、
すそ刈り時に上下のバランスを少しずつ改善していく。

新・剪枝機

 11月21日に仁淀農林まつりがあって、少し安く農機が買えるので、整枝用の剪枝機を新しく購入しました。価格は11万円ちょっとです。本当はすそ刈り機もほしかったけど、これはまたもうちょっと稼いでから?!とりあえずは元が取れるようにがんばりまーす(笑)。

 今は千両の出荷で忙しいのですが、お姑さんに「茶畑の草がだいぶ生えてる」と言われています。この辺が難しいところで、私は多少の草があってもいいか、という感じなのですが、昔から畑をやっている人たちは、そのちょっとが気になるらしく、雑草ゼロになるまできれいに除草をします。
 私は仕事の合間にやっていたこともあって、ぶっちゃけチャノキの上まで這い上がってくる、もしくはチャノキより背の高くなる雑草は確実に取り除きますが、そうでないのはまぁ気休め程度に・・・といった具合です。特に今から梅雨前にかけて生える雑草は背が低いものが多く、確かに多少は肥料を吸われてしまうという懸念はあるものの、本格的に暑くなる頃には枯れてしまうので、吸われた肥料も枯れてまた畑に戻るからいいだろうと思ってしまいます(汗)。それよりはこの農閑期の間に週末はちょっとは自分のことをしたり、遊んだりしたいなぁとか。
 結局、朝から夜遅くまで働いて働いて暮らしてきた世代の人たちと違って、遊び癖がついて自分のことを優先してしまう怠け者世代だということでしょうね・・・で、はてさて、お互いストレスためてもよくないし、この辺り、どう折り合いを付けていくかが今後の茶畑引き継ぎの課題でもありそうです(笑)。

【香ル茶】茶畑作業日誌

高知県仁淀川町で「香ル茶」という紅茶を製造販売中!作業のあれこれや加工の話など茶全般を書いていきます。

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くりけい

Author:くりけい
(なんちゃって)茶農家のくりけいです。コメントはホームぺージの掲示板へお願いします。トラックバックは受け付けておりません。ご了承ください。【香ル茶の注文はリンクの「ビバ!沢渡」からお願いします。】

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